Netflixで観るべきドキュメンタリー5選(前編)

最近、ドキュメンタリー映画は観ましたか?
ドキュメンタリーと聞くと、「小難しい」・「地味」などというイメージから、ドキュメンタリー映画は自ら選んで観たことがない、という方も多いのではないでしょうか。
しかし、「事実は小説より奇なり」―。世界には、知的好奇心をくすぐるような素晴らしいドキュメンタリーがたくさん存在しています。
特にNetflixにはクオリティの高いドキュメンタリー作品の宝庫と言っても過言ではないくらい面白いドキュメンタリー作品があります。
というわけで、エビシネ編集部の独断と偏見に基づき、Netflixで観るべき傑作ドキュメンタリー5選をご紹介!まずは、<前編>として以下の2作品から!

一匹のタコが世界を変える!?

1、『オクトパスの神秘:海の賢者は語る』(2020)

オクトパスの神秘:海の賢者は語る予告編

Netflixの映画『オクトパスの神秘:海の賢者は語る』は、記憶にも新しい今年の第92回アカデミー賞で長編ドキュメンタリー賞に輝いたNetflixオリジナルのドキュメンタリー映画です。

映像作家のクレイグ・フォスターは人生に疲れ、癒しを求めて南アフリカの海に潜る日々を送っていた。そんなある日、海中で1匹のタコに出会った彼は、その驚異的な生態に魅了され、毎日そのタコのもとへ通い始める。フォスターはタコとの特別な絆を築いていく中で、自らの人生を見つめ直していく―。

南アフリカの美しい海を舞台に、映像作家の男性と1匹のタコの約1年間にわたる交流が描かれます。フォスターはタコを“彼女”と呼び、心の距離を近づけていくが、一方で、“彼女”とは明確な線を引き、その生活には決して立ち入らないように心がけます。
フォスターの“彼女”を観る目は、まるで恋をしているかのようです。まさかの、人間とタコの恋愛模様を見ているような映像に引き込まれ、その後のドラマチックな展開に、いつの間にか魅了されています。
彼と彼女の間に、どんな未来が待ち受けているのか、ぜひ本編をご覧いただきたい!

画像提供:Netflix

何が真実で、何が嘘か―

2、『ミーシャと狼』(2021)

「ミーシャと狼」予告編

世界17か国で翻訳されたミーシャ・デフォンスカによる自伝的小説で、当時ベストセラーになった「少女ミーシャの旅」をご存じでしょうか。2007年には、『ミーシャ/ホロコーストと白い狼』というタイトルで映画化もされている作品です。
幼い頃、ホロコーストを逃れ、オオカミの群れと暮らしながら旅をつづけた一人の少女の壮絶な物語は、多くの人間を魅了したのですが、この本は自伝ではなく、実はフィクションだったのです。

”ミーシャ”とは、何者なのか。
何が真実で、また、なぜ彼女は嘘の物語を語らなければならなかったのか―。

ドキュメンタリーでありながら、まるで本作もフィクションなのではないかと考えてしまうスリリングな構成に目が離せません。ここであまり詳しくは述べませんので、この物語の”真実”はぜひ本編をご覧ください!

<後編>に続く!

画像提供:Netflix
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